テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

革との遭遇 〜前夜〜

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自分にとってまず書きたいことは何が相応しいのでしょう。

強く声をあげたいことといえば革でした。

革との出会いは小学生の頃、ライトオンやジーンズメイトに通うしかできないなかで革ベルトの質感に夢中になり随分買いあさって家にあったクリームを塗りたくっていました。

またベージュ色の野球グローブも愛用していたがクリームを塗るたびに色に深みが出てくることが楽しかった思い出があります。

その後、私が中学生くらいの頃からは、世間はレッドウィング 、ヴィンテージジーンズ、ハイテクスニーカーが大流行りとなります。

友人たちとモデル違い年代違いのエアマックスを履き、中学三年生の頃初めてリーバイスのレプリカジーンズ511ZXXを買ったことから全ては始まったと思います。

この頃は革に関しては純粋に風合いや手入れが好きなだけでした。

しかしジーンズに始まりレッドウィングやトリッカーズといったワークブーツを買っては納得いかずを繰り返してかなりの小遣いを無駄にした生活は大学生になるまで続きました。

革靴の始まりは高校入学の記念に、レッドウィング の黒いアイリッシュセッター 8179を買ってもらったことから始まりました。

白いモカステッチとソールがカジュアルすぎて黒いクリームやマジックで塗りました。

それでもまだまだ子供の私には履きこなすことはできず未分不相応な物をもらってしまったと大学卒業まで10回程度しか履けず、ついには売ってしまいました。

しかし買った時よりも高い金額で売れたことが印象に残っています。

他にも高校時代に少しだけ使っていたレッドムーンというネイティブアメリカンなレザーブランドの財布を社会人になって棚から見つけて売った時も買値の二倍以上になったこともあり、良い革は売るまでが価値なんだと思う様になりました。