テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

ジョンロブ製造不良、店舗へご相談①

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リジェクトやアウトレットではないジョンロブの話です。

大変お気に入りでまだ二回目の使用だったプレステージラインのシームレスダブルモンクのナセビー。

ですが何と製造工程に余分なものが混じる完全な不良品にあたってしまいました。

なんとヒールの積革の間に釘?のようなものが横に挟まっていました。

積み革と一緒に釘ごと綺麗にサンディングされ面一になった状態にコバインクが乗っていました。

当然金属の釘だけコバインクが剥がれやい様で、帰ってきたら銀色に光るドットがあることに気づいたのでした。

触ってみると太さといい感触といい明らかに釘です。

 

こういった場合、日本のラグジュアリーシューブランドの販売店は持っていっても謝りも保証もせず、気に入らないならよそのブランドに行ってくれ、という普通の人間であれば人生にあるかないか分からない程とんでもない対応をされるのが通例です。

持って言って気分を激しく害されること間違いなしなので今回は自分で何とかしてみることにしました。

手を入れる前の写真を取っておけば良かったです。

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 実際にJ.M.WESTONでとんでもない対応にあって憤慨している方は昔から何度も耳にしてきましたが、それは靴が悪いわけではなく”日本の店員”が悪いだけなのです。

彼ら路面店店員は靴屋では無いのでしょう。

靴が好きなのではなくブランドが好き、ステータスが好き、業界人、セレブ、メディア、そう言った顧客と一緒に居られるパーティーや取材や企画に同伴できる事が働いている理由なのでしょう。

同じくジョンロブ路面店も異常な店員の態度の悪さがあります。一名しかまともな方に会った事はありません。

 

本来、海外製品の良いところはクレーム処理が恐ろしく早いところです。

手作業だから不良品が混じる事もたまにはあるよね、おっとすまないね、と言った感じで即対応してくれます。

ところが国内では不良品を自分達の責任だと頑なに認めません。

まずは確認させてくださいと言って数週間から一ヶ月ほど待たさせることもあります。

そして自分達の責任だと言い切れる証拠がありませんでした、これは使用による可能性も排除はできません、と言った具合に不確かなことは全て購入者へ押し付けてくるのです。

恐らく、百貨店に古くから入っているエルメスやルイヴィトン等は違うと思います。

きちんとアフターケア含めてブランドだと教育されているはずですが、正しく対応してくれる感銘を受けるブランドというのは数える程しかありません。

 

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さて積革を一枚交換すれば何とかなる程度にペンチが入る様に革を削ってみましたが、釘がかなり長いのか一向に抜けません。

あまりやりすぎて靴を痛めても仕方ないし、早々に諦めて修理屋へ持って言って積革を外してもらう必要があるなと思ったところ。

 

日本橋高島屋に新しく工房併用のジョンロブができたことを思い出しました。

ここまで削ってしまいましたが店舗はどの様な対応をするのでしょう?

ジョンロブでヒール交換をする場合はラバーだけでなく積み革全ての交換しか行なっていません。

約9000円ですが、積み革全てとJLを模した専用ヒールにブランド料であれば妥当な金額と思えるレベルでしょうが現在は既成の様なラスターヒールです。

今回は私が手を入れてしまってはいるが、積み革を剥がせば明確に製造不良とわかるはずです。

最近買ったGoProで状況を録画してみようかと思います。