テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

RIMOWA モデル比較① トパーズVSクラシックフライトVSシルバーインテグラル(VSゼロハリバートン)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

国内旅行は必ずバックパックとボストンと決めて旅をしてきました。

ずっとバイクに乗っていることもあり、車輪の付いた箱をわざわざ持ち歩く自分が嫌だったから。

日本であればそんな大荷物でなくても良いだろうと言う思いもあります。

しかし海外旅行に行くなら飛行機や列車の旅、ホテル、風景とそこにいる自分のイメージはバックパックはなく間違いなくスーツケースでした。

もともと必要性を感じていなかったため飽き性の私が最初から納得できるものをと吟味したどり着いたのがリモワのジュラルミンシリーズでした。

買う時でさえスーツケースがバックパックよりも便利だと思ったことは一度もありませんが、だからこそ軽く安いポリカーボネイトよりも見栄えや所有欲を重視したジュラルミンに満足できている気がします。

しかしいざ海外、使ってみると飛行機にスーツケースは必須だと痛感したのでした。。。

 

うっかりクラシックフライト、トパーズ、シルバーインテグラルが揃ってしまったのでそれぞれを比較したいと思います。

 f:id:donj:20191112202511p:plain

  

クラシックフライト

最初に手に入れたのがクラシックフライト約70Lくらい?

持ち手は厚手でクッションの聞いたダークブラウンレザーです。

見栄えも最高ですが、重い荷物が入った状態で上げ下げするときにこの持ち手は力が入りやすく手が痛くもならない性能面でも貢献しています。

角の立った四角いボディ、リブのデザイン、コーナーのガード形状、パーツ細部にいたるまでもクラシックで感じで古い飛行機の様です。

私にとって完璧な外見です。

シンプルな作りのためトパーズよりもかなり軽く感じるのも重要です。

 

鍵はちゃちいと言えばちゃちいですが、開け閉めが楽で外見も美しいです。

そして開閉音が良いです。荷物を入れて鍵をバチャッと閉めると気分が高まります。

きちんと閉めないとたまに空いてしまうことがありますが意識して押し込めば問題ありません。

 

持ち手は短いか長いか二段階しかありませんがどちらもピッタリな長さだったので用途に合わせて伸縮のストレスがありません。多段階だと何度も引っかかりがありますが一瞬で長さを合わせられます。

 

内部はブラウンでシックです。

クロスのベルトで荷物を押さえるのは面倒かと思われそうですが、ベルトの滑りがよく軽くしめるだけでしっかりと固定されます。

利便性でいえばトパーズの板状ディバイダーが勝りますがクラシックフライトにも片側はディバイダーが付いているため小物はディバイダー、大きく梱包するものはベルトと分けています。

このフローティングディバイダーはさすがRIMOWA超一流だと感動しました。

これが便利すぎたのか最新型では両方ともディバイダーです。

トパーズ

二番目に手にしたのがトパーズ約85Lです。

サイズ的にはもうワンサイズ下が良かったのですが、内部のベルト留め具が取れていたため格安だったのです。

ちなみに路面店に持ち込むと修理は無料、配送も無料、保証書は不要でした。

これこそが高級ブランドに必要な質なんだと思いました。

日本が代理店のブランドだと本国の様なサービスが受けられず売りっぱなしであることが大半です。

だからブランドは高いだけだと誤解されてしまうのですが、本当は品質だってサービスだって一流です。

 

さて手に取れば圧倒的にクラシックフライトよりも高品質であることがわかります。

クラシックフライトと比べるとツヤを抑えた梨地の風合い、より立体的なリブのデザイン、開閉面のロック部付近は複雑な形状でありながら滑らかな曲面で作られております。

コーナーのガードは大型で埋め込み面の曲面処理もデザインのポイントになっています。

 

全体的に曲面のカーブが大きい、段差なく滑らかに部品がはめ込まれている、シルバー一色、といった特徴があり近未来感があり写真で見るよりもラグジュアリーでした。

 

ロックは不用意には外れない安心感のある仕組みで爪を片側フックにはめてから押し込んで固定します。クラシックフライトよりも手間がかかりますが慣れるとこれはこれで安心できる感触ですし、ロックがはまるボディ側のくぼみの立体感を見るたびに買ってよかったと感動を与えてくれます。 

サイズですが、EUの秋冬一週間でも私に85Lは大きすぎました。中身がスカスカすぎると破損の原因になりますし、列車のスーツケース置き場に寝かさないと入らない場面が多かったです。

階段も街中にたくさんあるので持ち運びも大変です。

結構不便なサイズです。

 

シルバーインテグラ

今では購入できない最上位モデルがシルバーインテグラルです。

開閉面の枠が太く重厚で極細の何重ものリブ入り、そしてブルーのラインが無機質なアルミに柔らかさも感じさせて最新の旅客機の様な雰囲気があります。

ルフトハンザ専用モデルとして後継機が出ておりましたがそれも現在ではトパーズの色違いになってしまいました。

開閉部の枠の重厚感は利便性も見た目の満足感もリモワで一番です。

蓋蓋にも同じだけ荷物を詰められる等分割のスーツケースでは実際に荷物が詰まった状態で開け閉めすると枠が頑丈かそうで無いかで開け閉めのストレスが違ってきます。

ちなみにシルバーインテグラルは発売から随分経過して内装が剥がれてくるものもあるかと思いますが、リモワへ持っていけば無料で貼り直してもらえますので中古を探す価値は十分あると思います。

もし私がスーツケースを一つしか持てないのだとしたらルフトハンザファーストモデルを探し出すと思います。

トパーズ ステルス/シャパンゴールド/チタニウム

トパーズのフルマットブラック仕様のステルス、やシャンパンゴールド、チタニウムのカラーモデルもあります。

ステルスは細部のパーツまです。

ただし塗料がハゲてくるとハードでパンクな雰囲気に様変わりしてしまいます。

海外の空港では結構使っている人を見かけるのですが皆エッジどころかかなりのハゲ具合で、ハードに使い込まれたジープやランドローバーディフェンダーの様な雰囲気です。

塗装が剥がれた面積の方が大きい人がいたのは驚きましたが、もはや座礁したタンカーの様でした。

ゴールド(シャンパン、チタン)は新品時は美しいのですが金属内部まで色が付いているわけではないので小さいスレ傷、ガリ傷が光を反射して目立っていました。

個人的には経年変化も考慮し、ステルスなら60Lくらいの大きすぎないもの、ゴールド系なら機内持ち込みサイズにして大きなガリ傷やへこみができない様に使いたいです。

 

全体に共通の注意点としては電子タグモデルかどうかと言うことです。

個人的には無い方がオススメですがすでに移行して時間が経つので選べるのかどうか。

電子タグは日本ではまだ使えませんしそもそも乾電池式です。また裏から見ると大きなプラスチックのパーツがはめ込み式で突起がありま格好が悪いし破損も心配です。

 

ゼロハリバートン

リモワのジュラルミンしか選択肢はありませんでしたが冷やかしで比較に行きました。

デザインにクラシック感は無く軍用コンテナの様な外観。

実際に重くボディは厚くてしなりがなく触感すら硬く感じます。

ハリウッドのアクション映画の特殊部隊が使ってそうなソリッドな箱。

あまりの重さに即これは無いなと思いました。