テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

DIY 水筒をソリッドでタフな見た目に変えてみる 〜デロリアン風の水筒〜

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金属製品を見るといつも思うことがあります。

塗装を全部剥がして金属むき出しにしたら格好良いだろうなと。

自転車、車、バイク、鉄板が剥き出しで溶接跡や削り出しの無骨な風合いのモデルが用意されていればといつも思っていました。

中高生あたりの頃には自転車の塗装を剥がそうと何台も試みては挫折してきました。

さすがにそれ以降は自分でやることはなく、ふと思い出しては何か無いかと探すのですが良くて厚手のクリアコーティング止まりです。

まれにポリッシュやヘアライン処理がされているむき出しのものがあるのですがかなり高価です。

そういえば工具類は金属そのまま良くてメッキ程度です。私も工具は大好物、各種不足無い程度には取り揃えてあります。

 

この風合いはスターウォーズの数々がそうであった様に、デロリアンがそうである様に、マッドマックスが大ヒットした様に、無骨でありながら美しく、男のロマンが凝縮されています。

そこで長い挫折の末、再び立ち上がり今回は水筒の塗装を剥がしてみることにしました。

 

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画像は私とデロリアン。以外に内装はカローラの様な地味なものでした。走りも大したことはありませんがやはりこの外観は惹かれるものがあります。

今回目指したのはこの風合いです。

 

塗装剥がしの準備・道具

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サーモス 山専ボトル

久方ぶりに水筒を買ってみました。基本的にハイドレーションとボトルがあれば困らないので保温保冷ができる水筒の必要性を感じていませんでした。

今回は塗装を剥がすと言う目的だけのために購入しました。

保温効果が最も長持ちする物を選びました。

性能的にも妥協せず登山や旅行で活用するつもりです。

ハケ 

ハケは100均で使い捨てできるもので十分です。

画像のものは4、500円するものですが結局使っていません。

毛がたっぷりしすぎるものは塗装剥がし剤を吸いすぎて勿体無い気もしますが、その分作業は早くなるのでしょう。

塗装剥がし剤

昔バイクのタンクの塗装を剥がそうとした時は綺麗に剥がせませんでした。

かなり不安でしたが今回は簡単に剥がせました。

物によって塗装剥がしの効力に差があると思うのですが、こちらは全く問題なく水筒の塗装を剥がすことができました。

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紙ヤスリ

浮き上がった塗装はふやけた新聞紙の様になりますがヤスリでこすると簡単に落ちます。

目が詰まるので耐水性の紙ヤスリに水を流しながら使います。

スクレーパー

最初からヤスリを使うと目が詰まるので最初にざっくりと塗装を剥がすために使います。

今回だけでなく一家に一つあるとものすごく重宝するのがスクレーパーです。

ダンボールの開封、はまった蓋を開ける、隙間をこじって広げる、その他何気ない普段の生活の中であると便利なことが多いです。

塗装剥がしの手順

今回は作業前の画像が消えてしまってありません。

塗装剥がし剤を塗る→剥がす→洗う。だけの簡単な作業です。

塗装剥がし剤を塗る

塗装剥がし剤を塗るときは勿体無いと思わずにたっぷりと塗ります。

ドロっとしているので筆やハケで広げていくとムラになるのですが薄く塗った部分が剥がしにくいと言うこともありませんでした。

垂れない程度に適当に塗っても綺麗に塗装は剥がれてくれました。

塗装を剥がす

数時間放置してスクレーパーでこそぎ落とします。

テープの粘着剤を落とすよりもよほど労力がいりません。

カッターで鉛筆を削るくらいの感覚です。

スクレーパーでほぼほぼ落ちると思いますが点々と塗装が残ります。

残りは紙ヤスリをかけてやれば力もいらず塗料は全て落ちます。

それで落ちなければヤスリがけを頑張るのではなくもう一度塗装剥がし剤を塗ります。

ヤスリは軽くかけるだけで塗装は全て剥がれるはずです。

洗う

最後に水洗いします。

私はいつもよくわからない物を洗うときは食器用洗剤を使います。

中性で油分に強いからです。

完成した水筒

完成した水筒です。

製造時のヘアライン処理が美しいです。

もしかしたらヤスリがけの効果かもしれません。

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注ぎ口付近の複雑な曲面も全て塗装が落ち、妖艶に光を反射しています。

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元からあるクリアモデルとの比較です。

全てサーモス、向かって左端がクリアモデル、中央が今回剥がしたもの、右が剥がす前の同じカラーのものです。

クリアは厚手の塗膜が野暮ったいです。金属と折り紙の銀くらいの差があります。

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