テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

ARC'TERYX Cormac Crew SS (アークテリクス コーマック ショートスリーブ シャツ)

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二着購入したレミージ ショートスリーブの直後にコーマック ショートスリーブも購入しました。

元々、コーマックは発売直後に全色購入する程に惚れ込んでいたモデルでしたがパターンがスポーティすぎたために気に入っていた一色だけを残して手放してしまいました。

ところが気づいたらモデルチェンジしており通常のTシャツの様なパターンと生地も新しくなっていたので再び購入してみることにしたのです。

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 ARC'TERYX Cormac Crew SS 

現在各アウトドアメーカーから出ているナチュラル系化繊シャツの流行を作ったと個人的に感じているのがコーマックです。

ウールやスラブ織りコットンの様なムラ感と艶消しの風合いが化繊とは思えない自然な風合いです。

同じモデルで小さなロゴマークと大きなロゴマークの二種類があります。

今期でいうなればオレンジとオリーブには大きなロゴ、ネイビーとグレーには小さなロゴが似合うかなと思います。

個性的な色を中和する意味で特徴的な始祖鳥のマークが効いてきます。

逆にベーシックな色はマークを主張させず天然風の素材感を強調した方が良いと感じます。

  • Cormac Crew
  • Cormac Logo Crew

素材感

天然素材の様に見える風合いは街着に最適です。

和紙の様なテクスチャーです。

この素材による着心地は独特です。

コーマックはキシキシとした独特の触感とメカニカルストレッチです。

私はポリウレタンのゴムの様な伸び縮みよりも節度ある伸縮性のメカニカルストレッチが大好きです。

アークテリクスの大きな特徴でもある立体パターンにより全く生地が突っ張ることがありません。

艶消しなのは表面がごく僅かに毛羽立っているからで裏側から見るとジャガード織りのグリッド構造という凄まじさです。

暑い日もそうでない日もサラサラとした独特の肌触りの良さがあります。

また適度な伸縮性は動いた時に生地が肌にまとわりつかず肌離れの良さにつながっています。

体にベビーパウダーでも塗っているかの様な感触で運動時もストレスがありません。

この感触だけでもコーマックを選ぶ理由になります。

さらに耐久性もかなり高そうな高密度でハリのある生地です。 

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一番上に置いたものがウール100パーセントのシャツです。

このウールシャツと並べても驚くほどに自然な風合いがわかるかと思います。

新旧モデルの比較

旧モデルはタンクトップ型の胴体に立体的な袖を取り付けた様な独特のパターンになっています。

生地感は街着に最適ですが、外見はややテクニカルでアウトドアな雰囲気もあります。

このカラー(LegionBlue)を残したのは単純に一番美しかったことと切り替えパターンの縫い目が目立ちにくく一番自然で馴染んだからです。

グレーやオレンジ、ライトグリーン等が最初期は発売されたのですがどれもステッチが目立ちすぎました。

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背面パターンはさらに特徴的です。

恐らくコーマックの特徴として生地だけでなくパターンも印象付けたかったのだと思います。

生地の伸縮性も少ないため、より動きやすさを考えてのことだとも思います。

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今回、新しく購入したのはグリーンです。

シダやソテツの様な原始からの植物の様な渋いグリーン(Kinetic)で、胸の始祖鳥ロゴともベストマッチです。

胸のロゴが小さくなると一気にミリタリーテイストが強くなってしまいます。

ミリタリーテイストは大好きですがジャケットやパンツと違いシャツに取り入れると本格的になりすぎると感じて適度にカジュアルになるロゴ入りにしました。

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肩と袖の切り替えが通常のシャツと同じなのでスポーティすぎません。

アームホールは完全に一周しておらず、脇下は切り替えによってマチが設けられて縫い目がなく腕を上げた状態で生地が突っ張らない様に切り替えられています。

最小限の切り替えでシンプルかつ機能性も考えられています。

コーマックとレミージの比較

コーマックの特徴は和紙の様なでこぼこと僅かに起毛して裏はグリッド構造の肌離れの良い生地、レミージはしっとりとした肌触りと高い伸縮性が特徴です。

比較すると艶消しで若干起毛がかった様な艶消しの雰囲気は同じですが、レミージはコンクリの様な砂浜の様な細かいデコボコ感、コーマックは織り模様の様なスラブ感があります。

汗をかきやすい時や湿気を感じる時は肌に張り付かず薄くグリッド構造のコーマックが有利です。

どちらも耐久性は高そうですが高密度なレミージの方がさらに高耐久な様な気がします。

しかしレミージは熱や湿気がこもる感覚があり真夏や高負荷の運動には適さない気がします。

まとめ 

様々なレビューを見るとコーマックは世界中で高性能だと認識されている様です。

アークテリクスといえばモータスとフェイズ、ヴェロックスがシャツの代表ですがコーマックも今では並ぶ位置にいるどこか汎用性では一番だと思います。

今期はモータスもコーマックに寄せた天然風の素材に改良されアークテリクス内でもこのブームは続いている様です。

一見すると似ているコーマックとレミージは方向性はかなり違いました。

個人的にはコーマックが好みです。

メーカーHPのレビューを見てもレミージよりコーマックの方が良いという意見が多いです。

レミージの良さは着心地、伸縮性と耐久性で用途によってはメリットもありますが、街からスポーツ、登山まで万能なのはコーマックかと思います。 

モータスは綺麗なカラーリング、レミージは吟味して一番汎用的な色味、コーマックは風合いを活かせるカラーを中心にワードローブを整理していきたいです。

今期カラーではIgniteというマリーゴールド色も良さそうで大ロゴバージョンをさらに追加したいと思っていますが新モータスにもRemixという美しい色があり、そもそも今シーズン何枚買っているんだという悩みもあります。

一つ重要なのはアークテリクスのショートスリーブはすぐに売り切れてしまうということで高感度な色はすぐに手に入れないと後悔の方が大きいです。

モータスとコーマックはかなりの注目度であることが各通販ショップのHPからも感じ取れます。