テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

長瀞紅葉ツーリング 〜秩父鉄道SLを追って〜

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玉出身の私は高校時代に秩父鉄道を利用している同級生がおりました。

よく汽車に乗って登校しているのかとネタにしたりもしていましたが、大人になるといまだにSLが走っているというのはとても希少で魅力的であると感じる様になりました。

これまで日本を支え発展してきた時代と重なる部分があったり、旅行ブームや世界遺産、メディアでも古いものがピックアップされてきている時代でもある。

それが今でも普通に走っているということ。

意外にも東京には知らない人がたくさんいます。

また最近になって見て良かった映画サバイバルファミリーのなかでSLが重要な役割を果たしその映像も美しいものであったからかもしれません。

2020年は整備のため一年間見る機会が無いと知ったことで急遽SLを見るためツーリングに出かけることにしました。

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今回の目的はSLを追いかけて追い越してのランデブーツーリングです。

紅葉もちょうど良いタイミングでそれまでの景色も楽しめますが、今回はSLを観測スポットで待ち構え通過後に次のスポットへ移動、写真撮影が目的でしたのでちょうど良い撮影スポットと通過時間を強く意識しなければなりません。

車道と線路が並走する秩父長瀞間で張り込むことしました。急遽決めたツーリングであったためベストポイントでは無かったかと思います。

理想は自分がバイクに乗って並走している写真や動画が欲しいところですが今回は準備不足でした。

寒い冬はバイクに乗るモチベーションが上がりませんでしたがとにかくツーリングの動機付けになる程度には情報が集まりました。

ルート

都内からは最も快適なのは関越道を通って花園あたりで降りることでしょう。

下道はバイパスだけではなく市街地もいくつか通過しますので疲れます。

それでも今回は下道オンリーで考えていたので、東京→川越→東松山→嵐山→小川町→県道11号を使っての山越え、を往路にしました。

渋滞は川越付近の街中から254号バイパスに出るまでですが朝に出ればそれ程たいしたことはないようです。

小川町から山を超える際には素晴らしい紅葉が視界いっぱいに見られました。

しかしSLの時間を気にしながらの長い峠越えは道を間違えない様に気をつかうし往路で通ったことは間違いだったかもしれません。

復路は、長瀞→寄居→熊谷→東京です。熊谷からはずっと17号バイパスですので車は多いものの道が分かりやすく流れも程々でこちらで向かう方が体力温存になって正解だったかもしれません。

撮影場所

初めての長瀞ですので地図をみて線路と車道が近づいた場所に何となく張り込むしかありません。一度撮ってしまえばSLの速度は遅いためすぐに先回りできます。

撮影スポット1(和銅黒谷駅付近)

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この辺りは線路と車道が並走している部分が多いため選びました。

通り過ぎる一瞬の撮影ですが、微妙なタイミングで印象が変わり思ったよりも難しいなと思いました。

実際は寄居あたりの方が景色やアングルも良く木が邪魔しない撮影スポットがたくさんありそもそもの撮影ポイントがいまいちでした。

撮影スポット2(皆野駅過ぎ踏切)

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皆野駅から長瀞駅の間に一箇所だけ線路と道路が交差するポイントがありますのでそこで待ち伏せしました。

小さな踏切ですので一瞬で走り去っていきますが踏切なので近くで撮影できます。

次はメインスポットと思われる荒川と陸橋に移動です。

撮影スポット3(長瀞、荒川と陸橋)

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一番期待していた撮影スポットで大失態を犯します。

本来は荒川にかかっている道路用の橋から鉄道用の橋を見ると綺麗に川とSLと紅葉が撮れるのですが、曲がりくねった道にはさまれて車間距離も無いなか、いきなり出現する橋の途中で止まるわけにもいかず。

そのままUターンして引き返せば良かったのですが、道なりに橋の近くまで行こうと進んでしまい薮の中から荒川河川敷にも出られませんでした。

SL到着まで時間がなく結果橋の真下から撮影することになってしまいました。

今年中にもう一度リベンジしたい情けないツーリングになりました。

撮影スポット4(秩父高原牧場)

ツーリング中はGoProによる動画メインでさらにSL通過時刻に遅れそうな往路だったため写真は撮れませんでしたがここからの紅葉はとても綺麗でした。

都内からと言うと日光が有名ですが渋滞や時間を考えると秩父高原牧場は穴場スポットだと思います。

道路は空いていて清々しい山の空気と太陽の日差しは都内からのドライブやツーリングにオススメです。

久々のツーリングが下道だったので混雑する街をいくつも通過するのはちょっと疲れました。

撮影後の観光

蕎麦屋

せっかく長瀞まで来たため休憩がてら少し観光することにしました。

まずは近くの蕎麦屋で体を温めます。

観光地にはよくあることですがあまりにも駅に近い場所は値段が高すぎたり味がいまいちであることが多いです。

と言ってもさして期待もしておらずとりあえず休ができて憩安い場所に入りました。

一杯900円程度で安くて量も少なすぎることもありませんでした。

帰宅後に調べてみたら私の入ったお店はグーグルマップの採点低めでした……。

驚くことに低評価に対して暴言返信を行うお店がありますがその様な店で無かったことは良かったです。後味が悪いですからね。

天然かき氷(阿左美冷蔵)

次に天然氷がこの辺りでは有名だとのことで色々なお店には、阿左美冷蔵の旗がかかっております。

それぞれ氷を下ろしてもらっているのだと思うのですが、阿左美冷蔵のオリジナル店は駅を背に寳登山神社へ向かう坂の途中に一店舗だけですので間違えてはいけません。

12月頭ですが店内は暖房強めに効いているため体が冷えることなく美味しくかき氷が食べられます。

長瀞ライン下り

食事をした後は以前から興味があったライン下りに参加しました。

ロングの40分コースと半分の20分コースがありますが、冬は水量も多くないので半分コースにしました。

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最初は波一つない平坦な場所から始まります。大きな石や紅葉が見所です。

天候も良く暖かかったので船が通る波紋を見ているだけでも心が落ち着く時間を過ごせました。

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途中からは流れが出はじめます。この季節は程々な感じですが水量が多い夏は迫力が増してアトラクションとして楽しいのではと思います。

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今回は15分程乗っていた様です。船は狭く板張りの腰掛けでしたので丁度良い時間でした。到着したらバスで駅まで戻ります。

はるばる長瀞まで来たらSLだけでは勿体無い思うのでライン下りもぜひセットでオススメしたい体験です。

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