濡れた革靴の手入れ 試行錯誤
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以前ソール専用ブラシを手に入れたことで、これまでと違う方法で濡れた靴の手入れをしたら失敗してしまいました。
それを踏まえて改めて濡れた靴の手入れについて考えてみました。
これまでは雨に当たった時は必ず水洗いをしていました。
ですがソール用ブラシを手に入れソールを綺麗にブラッシングすれば靴は洗わずに乾かした方が良いのではと考えたのです。
洗いすぎも油分が抜けたり革が痛んだりと言うことを気にしていたためです。
ところが濡れ方のムラや乾く速さが部位ごとに違い油分や染料が移動したせいか大きなシミを作ることになってしまいました。
この様な大きなシミは一度できてしまうとなかなか消えません。
これまでは濡れてしまった時は乾かす前に洗って均等に濡らすことで大きなシミを防げていたのではないかと思います。
もともとムラのあるミュージアムカーフのウィリアムIIブーツですがヒールカウンターが入っていて革が厚い部位があったせいか乾きが遅くムラができてしまいました。
また水シミができやすい素材に当たってしまった様に感じます。
革も生物です。デリケートに思えるミュージアムカーフでも雨に強い場合があったりします。
別の靴画像なのですが、ティッシュを置いて霧吹きで濡らしそのまま乾かすことで部位全体を均等に乾燥させることができます。
これをシミが薄まるまで繰り返します。今回は10回近く繰り返してなんとか納得できる程度に薄くなりました。
いくらシミが薄くならないからとティッシュを二重にしてはいけません。ティッシュに含まれる水分が多くなりすぎて乾いた時には別のシミを作ってしまいます。
革のシミは濃く見えても革の表面だけですから表面がムラなく濡れるくらいで良いのです。
試した結果ティッシュ一枚分くらいが乾きやすくムラを消しやすいと感じました。
踵付近にシミが残っていますがこのあと油分を多めにケアをすることで全体的に色が濃くシミも馴染んで多少目立たなくなりました。
時間はかかりましたがまずまずの出来栄えです。