テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

タイムスリップ 2021春夏 靴の衣替え 〜JOHN LOBB ジョンロブ 〜

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時すでに遅し。

2021年9月、夏の靴をしまおうとして春夏の靴を出した時の記事が下書きのまま放置されていました。

 

〜過去へタイムスリップ〜

今年も蒸し暑くなってきたので靴の衣替えです。

私の靴の入れ替え時期はだいたい梅雨が目安です。

湿度が出てくるととてもブーツを履く気にはならず、スエードやブーツをしまってローファーを出します。

 

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しまう靴達

スエードのブーツ、スエードのブローグ、それぞれブラックとブラウンを持っています。

私は何でも集めたがりなのですが、ジョンロブは種類が多いので全く同じモデルを選ばない様に心がけています。

目移りしやすく浮気性な私ですが、不思議とスエードの靴に関してはどの靴も満足感が高く履けば履くほど愛着が増していきます。

何年も変わらずこの靴達を出し入れできることはとても嬉しい気持ちになります。

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John Lobb Gloster (ジョンロブ グロスター)

フルブローグ ダービー ブーツのグロスターはスエード、それも黒で大正解でした。

カントリーブーツの定番といったデザインですが、ジョンロブかつブラックスエードとなると上品さが段違いです。

トリッカーズのブローグシューズとディテールは同じですが印象が全く違います。

ダブルのダイナイトソール、フルブローグのブーツ、という力強いカントリーテイストですがブラックスエードだとカントリーテイストを微塵も感じさせず、隙の無い頼れる執事の様な雰囲気があります。

フランネルツイード、グレンチェックやハウンドトゥースのグレーと相性が良く出番が多い靴でした。

ベルベットの様な上質なブラックスエードはストレートチップやプレーントウを選んでしまうとパーティーの様に上品すぎて靴だけ浮いてしまいます。

シティのブラックスエードも持っていたのですが出番はほとんどありませんでした。

John Lobb Watton (ジョンロブ ワットン)

ダークブラウンのサイドゴアブーツは購入直後から重宝しています。

スクウェアトウで、サイドのゴア部分は艶消しスムースレザーのパネルが貼られていたり水平の切り替えがクラシカルで今見ると新鮮でお洒落です。

ダークブラウンの中でも濃い色でどんな服とも相性が良いです。

こちらも秋冬のどの様な服とも相性が良く悩んだ時に選ぶのですが、まるで吟味に吟味を重ねて選んだ靴であるかの様にフィットします。

ソールには今は無き、フィリップスのスティック ア ソール ラバーを装着しているため路面状況も気になりません。

John Lobb JODHPUR II (ジョンロブ ジョドファー II) 

ピュータースエードのジョッパーブーツです。

ピューターとはジョンロブ独自のカラーリングで、スズ色のことです。

オリーブグリーンとブラウンの様なくすんだ色合いで見る角度や光の加減で色が変わって見えます。

カラーリングだけでなく全体の印象もとても遊び心がある靴で、ハイブランドエルメスらしさも感じさせます。

ベルトはリバースエードと言う艶消しレザーで切り替えられていますし、ちょっと飾ったベルト通しも付いています。

バックルはニッケルで光沢の無いスエードにプラチナのアクセサリーの様に光って目立ちます。

だからこそ、タバコブラウンではなく表情のあるピュータスエードが映えます。

甲の立ち上り方、土踏まずの押し上げ感、タビの様に足をぴたりと覆う上質な革、履き心地はとてもラグジュアリーで高級な靴だなとしみじみと感じます。

以前の8695よりも細身でロングノーズの7000ラストの方がよく合うと思います。 

カジュアル目、フランネルならライトグレー、ブラウン寄りのツイード等に合わせていました。

John Lobb Darby (ジョンロブ ダービー)

フルブローグのダービー、そしてタバコブラウン スエードという完全な秋冬モデル。

トリッカーズのバートンのジョンロブ バージョンでしょうか。

ダービーにしては珍しいシングルソールなのが、ちょっと好みではありませんが悪目立ちせず総合的な完成度の高さで一度履くと何度も履きたくなってしまいます。

眺めている時はいまいちでも履いている時の印象がとても良い靴です。

John Lobb Avon (ジョンロブ エイボン)

セミブローグ オックスフォード 黒のエイボンはマイナーなモデルですがとても気に入っています。

ガジアーノ&ガーリングっぽさもあり英国調なイメージで履いていました。

8000ラストはモードでプレーンなモデルによく採用されますが、オックスフォードとの相性がとても良いです。

甲が低く爪先はスクウェア、ボールジョイントが張っていてメリハリの聞いたシェイプがエレガントでビスポークシューズの様な印象もあります。

出す靴達

秋冬はキザっぽくて寒々しくなるので履かないプレーントウが夏には軽快に感じます。

ローファーは一生履かないと思っていましたが一度履くとその涼しさに病みつきになりました。

暑さの感じ方が全然違うのです。

こちらも私にとってそれぞれが納得できて買い増しが浮かんでこない安定のラインナップです。

欲を言えば黒のコインローファーも欲しいくらいでしょうか。

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John Lobb LUFFIELD (ジョンロブ ルフィールド)

コンコルドをイメージして作られたと言われているロングノーズ スクウェアトウのルフィールドです。

ミュージアムカーフのブラックは大理石の様な色ムラ、2アイレットなのでノーズの長さと8000ラストの美しさが際立ちます。

羽根のデザインやディテールも独特です。

プレステージラインはクラシックラインとは違う、と言う格上のオーラが出ています。

John Lobb TIVARTON (ジョンロブ ティバートン)

ルフィールドと同じ、2アイレット プレーントウダービー スクウェアトウです。

レッドミュージアムカーフは一見すると遊び靴の様で合わせにくそうですが、実はダークトーンでトラウザーやスーツにも違和感なく合わせられます。

クラシックラインなのがちょうど良いバランスだったのかもしれません。

これがプレステージラインやオックスフォードだと派手に感じてしまい合わせる服を選びそうです。

John Lobb LOPEZ (ジョンロブ ロペス JL製)

ジョンロブの茶系では一番好きなブラッケン ミュージアムカーフのロペスです。

ブラッケンはオールデンのラベロ コードバンの様な色味です。

ブラッケンはロペスをロングノーズにしたフェンコートというローファーを見た時からずっと欲していた色で他のローファーとも相性が抜群だと感じます。

好きな色ですが紐靴だとカジュアルになりすぎて合わせる場面が減ってしまいそうなのですがローファーだと高級感があがります。

John Lobb LOPEZ (ジョンロブ ロペス C&J製)

C&J製の紐靴は日本人には木型的に難しい場合が多いです。

しかしブーツとローファーに関しては違うと感じています。

JL製がメリハリのあるスタイルなのに対してC&J製は細身でノーズが長めでです。

ペニーローファーはノーズが短めでアーモンドトウの場合が多いのですが、こちらのC&J製ロペスは細身でノーズが長めでエレガントです。

コンビですが派手ではなく普通のブラウンと大きく変わらなく着用できます。

仕事でも休日でも着用可能です。

さすがC&J製だけあってソールが硬く大理石の様な床には注意が必要です。

John Lobb LOPEZ (ジョンロブ ワーウィック ローファー)

変わり種、7000ラストにプレステージラインのローファーです。

紐が無い分ノーズの長さが強調されてエレガント、ミスティカーフのキラキラとした輝きがドレッシー、プレステージラインのソールも合わさってブラインドフルブローグのノーブル感がオックスフォードよりも強調されてモードな雰囲気です。

まとめ

この記事が放置されていることに気づいたのは、ちょうど秋冬の靴を出そうかと考えていたタイミングでした。

ラインナップを見直す意味でも毎回必ず記事にしたいと思っていたのですが、決まった時期にしなければならないとなるとストレスになりそうです。

靴の衣替えは今後もずっと行なっていきたいし広めていきたいと思っています。

 

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