初めてネックウォーマーというものを利用して25年ほど経ちました。
当時は原付用に購入しましたがその暖かさに感動したものです。
内側はフリースで外側は化繊がニットの様に編まれておりバイクだけでなく普段使いにも使えて保温性も良好、とても重宝しました。
それから数多くのネックウォーマーを使ってきましたが、冬用としてはこれ以上ないと言える優れたネックウォーマーがこちら、バフ サーモネットです。
BUFF(バフ)とは
スペインのネックウォーマー専門メーカーだけあり素材、カラー、ありえない程の種類を扱っています。
さすが専門だけありサイズが絶妙、長さと径のバランスが素晴らしくネックウォーマーとしてだけでなくバラクラバやヘアバンド、ニット帽の様に何通りにも使うことができるのがバフ最大の魅力です。
ペルシャ湾にもアラブの砂漠にもバフを持って行きました。
正直いかにも海外製と言った雑さはあるもののかつての東南アジア製の様に縫い糸が切れたり機能的に不具合を起こす様な耐久性に影響する雑さではありませんのでご安心ください。
なんとなく余り生地が多めだったり縫い糸の始末がピロっと出ていたりします。
しかし、素晴らしい機能と価格であることはそれ以上に魅力です。
私のバフ
バフを初めて買った時、当時探していたのはメリノウール100%のネックウォーマーです。
色々なアウトドアメーカーを使い、これ以上はムリという最後の希望がスマートウールとアークテリクスでした。
アークテリクスのメリノはフィット感は大変良好でウールの目も細かく耐久性も高いのですがそのせいで首が苦しかったり放熱性が劣る点が気になりました。
スマートウールも放熱製には問題を抱えていました。
そんな時、ふと目にしたバフ メリノウール ライトウェイト、ウール100%なのに価格が安いことに惹かれて駄目元に購入したのです。
ずっと付けていても気にならない自然な感触と保温性、そして特筆すべき通気性と放熱製の高さ、湿潤性でした。
以来、その機能性に惚れ込みたくさんのバフを所有してきました。
夏用化繊、通年化繊、薄手ウール、厚手ウール、ゴアウィンドストッパー、そしてサーモネット、写真には写っていないものも持っています。
バフ サーモネット BUFF THERMONET レビュー
保温性の高さが必要になってきたのは群馬の友人を訪ねて年越しツーリングが毎年恒例になってきた頃からです。
年末年始の道路混雑を避けるため下道で年越し深夜から早朝にかけて群馬を目指します。
気温は0度かそれ以下、かつバイクなので体感はマイナス5-10度程度くらいです。
まず手にしたのは厚手のフリースが内側についたゴアウィンドストッパーのモデルです。
ゴアウィンドストッパーは防風性が高くサイクリングウェアにも多く採用されているのですがそれでもバイクとなると保温性と防風性はいまいちでした。
次にサーモネットです。
ハンカチほどの薄さにビヨンビヨンと伸びる伸縮性、それでいてこの群馬ツーリングでも全く風を通さない強靭な防風性がありました。
保温性もこの環境のバイクで問題ないのですから日常の使い方で不足に感じることはまずないと思います。
それでいて暑くなることもなく放熱性と透湿性は抜群です。
ウールは保温性もありつつ他のメリットもありますが防寒としてのネックウォーマーはバフ サーモネット以上のものは見当たりませんしこれで足りないと思うこともありません。
私は気に入って二色持っていますが今後も増えることが容易に予想されます。
マーブル系のカラーリングが多く一見すると派手で腰がひけるかと思いますが首にたまると良い具合のに馴染んでアクセントになります。
個人的には単色よりもたくさんの色がランダムに混じっているモデルの方が服に合わせやすいと思います。
ただしデニムジャケットやレザージャケットならシンプルな方が良いでしょう。
ナイロン系のインサレーションやダウンと言ったアウトドアウェアなら多色使いも意外にはまりおすすめです。
楽天のレビューの中には保温性が足りないという意見も見られるのですが、これ以上の保温性&防風性&放熱性を両立したネックウォーマーが他にあるのかは疑問です。
というわけでランニング、サイクリング、モーターサイクル、トレッキング、を趣味にするなら是非一度試していただきたいのがバフ サーモネット ネックウォーマーです。