テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

家で掘り出し エドワードグリーン チェルシー ロイヤルワラント4つ入り

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かつてはエドワードグリーンはファクトリーメーカーとして、自社名ではなく各ブランドの下請けとして有名でした。

そのなかでもEde & Ravenscroft(イード & レーベンスクロフト )という英国最古のテーラーの靴も担当してました。

E&Rはロイヤルワラントを四つ全てを所有していた時期があり靴にもロイヤルワラントが刻印されていました。

これは2007年までに作られた靴に限ります。

これはその貴重な逸品の紹介です。

今は手持ち全てのドレスシューズがジョンロブ パリへ変わってしまいその時の記憶も曖昧です。

やはり歴史のあるエドワードグリーンにはラルフローレンパープルレーベルや初代トップドロワー等の興味深い話が数多くあります。

ジョンロブパリにはそう言った歴史的な逸話は大して無いのは寂しいものです。

 

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外観

スワンネック入りのストレートチップです。

ライニングの色がブラウンであることが大きな特徴です。

インソックも他のブランド同様にそのブランドネームが入ります。

革質や作りに関しては通常のものと変わりありません。

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ライニング

履いているとすぐに消えてしますのですが履き口付近に四つのロイヤルワラントが入っています。

現在は最大でも三つまでしか入りませんのでコレクションとしては貴重です。

個人的には箔を付けるためだけの印がロイヤルワラントだと思っているのでこの印があるから偉いとか優れているとは思っていません。

しかし英国らしさや伝統という目安にはなると思います。

ロイヤルワラントを授かるために創業年数が関係あるわけではないと思うのですが選ばれる観点としてそれあるのかなと思います。

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エドワードグリーンではサイズやラストが書かれる小窓には何も書かれておらずタン裏に書かれるのがE&Rの仕様です。

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シューツリー

エドワードグリーンと同じくドイツのハートマンが製造を担当しています。

E&Rのロゴ入りです。

持ち手の輪が完全な輪では無く柔な作りのため、捻れて外れてしまう事が多いです。

適時、ペンチで輪を縮めても良いですが

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最後に

なぜふと昔の靴について記事を書いたのかというと手持ちの写真を整理していた中に含まれていたこともありますが、E&Rはエドワードグリーン以外にも靴製造を委託しておりそれらの仕様がエドワードグリーン瓜二つであることにも関係しています。

窓の形やソールから別だと分かるものもありますがエドワードグリーンそっくりなものもあります。

それらをエドワードグリーン製と紹介している古靴屋もあり注意が必要です。

滅多にE&R エドワードグリーン製の靴を目にすることは無いので収集家にとっては見かけたら手に取る価値はあるとは思います。

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