自分でできる革靴修理 【自分でできる革靴のシューレース切れ対策】
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なぜか靴紐がすぐに切れてしまう革靴は無いでしょうか。
たいていの場合、原因はハトメ(アイレット)の装着不良です。
アイレットの折り返された爪がしっかりと折り返されておらず靴紐とスレて切れやすくなっているのです。
外ハトメの場合、ハトメの裏表が表面から見えているので修理も簡単ですが内ハトメの場合、ライニングとアッパーの間にハトメがあるため修理費用がかなり高額になってしまいます。
以前は外ハトメから内ハトメに自分で交換しましたが、今回は内ハトメのまま簡単にハトメを修理する方法を試してみました。
念のため、試す場合は自己責任でお願いします。
ハトメ修理の道具
ハトメの修理には、ハトメ打ち具と言うものが必要です。
ハトメのサイズと打ち具のサイズはワンサイズごとに揃えないといけないです。
しかも基本的にハトメと打ち具は同じメーカーで揃えることが推奨されており相性があります。
今回は、ジョンロブで内ハトメの靴の場合、#200(内径4ミリ)と言うサイズでちょうどでした。
ハトメの修理
ジョンロブの内羽根、内ハトメ仕様はハトメを直接アッパーに打ち込んでおり、裏から座金を当ててはいません。
しっかりしている打ち具は台座に座金を固定するへこみがあるのですが、今回は平である必要があります。
台座は革に傷が付かなければなんでも良いので厚みのあるゴムマットや革のハギレでも良いのかもしれません。
修理屋に持ち込むと必ずハトメの交換となりますが、ハトメが正しくカシメられていないだけなので交換せずともそのまま打ち込めば直る可能性があります。
垂直にハトメを打ち込めてなくて返し部分が潰れてしまっている場合は、いくら追加で打ち込んでも綺麗にカシメられないので、その場合はハトメを交換するしかありません。
本来はハトメの裏、アッパー側からのみ打ち具を当てるのが正しい使い方です。
アッパー側から強く叩きすぎると打ち具の痕が丸く残ってしまうかもしれませんので、痕が残らない程度にアッパー側から叩き仕上げにライニング側からも叩いてみました。
新品をカシメる場合もそこまで強く叩く必要は無いので今回も裏から叩く必要はなかったかもしれません。
叩いた後もアッパー側に傷や痕が残ることなく明らかに靴紐の滑りが良くなった感触があります。
何度も靴紐を擦らせてみましたが痛みも無さそうです。
靴紐ですがジョンロブ純正の最近のものはできが悪くて使っていません。
オススメの社外シューレースはMORITOとIPIです。
長さは5アイレットで65cmを使っています。
いくつか試しましたが、これ以外に納得のいくシューレースはありませんでした。
織り目や太さがイマイチで靴が安靴のようになってしまうものばかりでした。
靴紐だけでイタリア風、イギリス風、アメリカ風に靴の見え方も変わってきますのであなどれません。