テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

エドワードグリーンからジョンロブ パリへの道

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エドワードグリーン(以下EG)をまだ集め終わっていないなか、ジョンロブ パリはブラウンのUチップ バロスが一足だけでした。

しかし知らず知らずのうちにジョンロブへと興味が移り手持ちの靴が置き換わっていきました。

外見的にはどちらもベーシックなデザインでエレガントなシルエット、甲乙つけがたいものですが履き心地はかなり異なっていました。

JLはEGよりもがっちりと作られているが強い締め付けがなく靴から強いられていない履き心地が好みだった様です。

私の場合、 EGは足を入れて紐をしめると足の裏側や踵も含めて革が足に沿う様に全体に張り付き満遍なく締め付けてくるフィット感がありました。

ジョンロブはコバのすぐ真上あたりから足横までを、踵から爪先へガッチリと固定してくる様な感触です。

足と同じ形をした靴が左右で割ったマトリョーシカを閉じる様なイメージで足を固定してくるイメージです。

 EGの第二の皮膚の様な感触は特筆すべきものがありますが私にとってはガッチリとしたジョンロブの履き心地が好みだったのかもしれません。

 

また靴磨きが趣味になってきた私にとって履き心地と同時に優先されるのがシルエットでもありました。

車やバイクは斜め後ろ45度から見ると最も美しいと言う意見があるが靴も同じ様に感じます。

真横や正面からではわからないボディの立体感が際立ち最も魅力的に見える角度であると思います。

この角度から見ると高級な靴ほど複雑でなめらかな局面で形作られていることが見えてきます。

一見すると同じ様に見えるEGとJLのストレートチップ同士でもこの角度から見るとやはり私はJLが好きなんだなと確信できます。

JLはサイドのボディラインのハイライトが踵から爪先までブレずに滑らかな直線でつながっています。

私がJLを特に気に入っている点がこのラインなのです。

ガッチリとしていながらも締め付けすぎない履き心地の良さと外見の美しさに惹かれて自然とJLを集めだして以来、いまだに飽きることなくジョンロブを眺め磨き次のモデルを夢想する日々が続いています。