革靴とともに人生を エドワードグリーンの思い出
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初めて足を入れた時は革靴への価値観が変わった気がしました。
ついにここまで来てしまったと思いました。
私はエドワードグリーン(以下EG)に出会ったのです。
毎日たくさんの古着屋HPをチェックしては綺麗な旧チャーチを集めて磨き履く毎日。
チャーチはそれほどバリエーションが多くなく一通り揃ってくると高価な靴はどうなのかと少しだけ気になってきました。
しかし上を見ればキリがない。コストパフォーマンスを考えて果たしてそれだけの価値があるのか、集め出したら全て買い換えることになるだろう、お金も大変だと検討するすることもありませんでした。
ところが偶然見つけてしまったのです。
MADE BY ロゴのある旧エドワードグリーン 旧202 おそらくカールフロイデンベルグを使ったブラックのチェルシーです。
ロゴも薄れてはおらずくっきりと金色、ワンサイズ小さいが美品で相場よりも格段に安いものでした。
悩んだ末、経験に一足だけと購入しました。
見たところ革質やステッチも旧チャーチよりも上質でしたが価格ほどの違いは感じませんでした。
しかし足を入れてみると履き心地は段違いでした。
土踏まずの裏からも革が押し当てられている感触!足首に沿う履き口!隙間の無いヒールカップ!その全てがこれまでの革靴とは全く異なるフィット感でした。
シューレースを完全に緩めた状態で屈伸をしても、踵が靴から全く抜けることがない、動くことすらないフィット感。
ソールもソフトで絨毯の上を歩いている様なしっとりと柔らかい感触が地面から伝わってきます。
全てが素晴らしいと感じ革靴への考え方が全く変わりました。
思えばこの頃は靴の手入れやシューツリーの質もはっきりと理解していなかったので本来の姿であれば外見からして旧チャーチを圧倒する雰囲気も持っていたのかもしれません。
一気に買い替えとはいかないが全て買い換えようと決めたのです。
これまでよりは段違いに高価だし旧EGのデッドや新古品、掘り出し物は簡単に手にすることはできないでしょう。
現行EGはさらに高いし、そもそも旧チャーチやUSヴィンテージでオールド物の質の良さとコストパフォーマンスを知っていたので選択肢は旧EGのみに絞りました。
これまでに買ってきた靴のおかげで相場や安く購入する方法が何となく分かってきたのは良い経験です。
EGロゴが入らない別注品は場合によっては安く購入することができると言うことです。EGが作っているとはどこにも書かれていないからです。
知識や興味の無い古着屋であれば出玉は少ないがEG製だとは知らずある程度の価格で購入可能でした。
旧チャーチもそうでしたがEGもブルックスブラザーズ名義で靴を作っていて、掘り出し物が多かったのはこのブルックスブラザーズ名義でした。
ラストは専用の346(ブルックスブラザーズの本店番地)になっているが、それは本家には無いオリジナルで所有欲も満たせました。
さらにポールスチュワート、ラルフローレン パープルレーベル、EG本家の旧トップドロワーも手に入れました。
これまでの様にすぐに靴棚が埋まると言うことにはならないが少しずつですが確実に増やすことには成功していきました。