ジョンロブ製造不良、途中経過の連絡あり
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お気に入りのジョンロブ ナセビーは日本のジョンロブ正規の修理職人に確認いただくために店舗へ預けることになりました。
結果、製造上にステープルと呼ばれる釘が混じっていたのではないかとのこと。
ヒールはJLを象ったオリジナルのもので現在の汎用的なラスターラバーとは違います。
そこでこちらの要望通りヒールの積み革の痛んでいる部分のみを交換してくれることになりました。
上記は全て想定していた内容です。
価格はなんと2000円で良いとのことで、これには何も言い返せない。
ジョンロブでのヒール交換は通常積み革全てのブロック単位で7、8000円かかります。
今回と同じ内容を修理専門店に持っていっても2000円以上は確実にかかるものと思います。
さらに積み革一つとっても素材も技術も修理専門店はジョンロブよりも明らかに下です。
以前、勝手に積み革を斜めに削られてしまい(これはトリッカーズの積み革の方法です)、再修理をしたことがあったのですが、積み革は他の層よりも革の密度が低く荒い質感で納得はできない状態でした。
小さな質の差、その積み重ねが言葉にはできない何とも言えない端正な姿となって現れるのでしょう。
その時は改めてジョンロブしか無い!と強く感じたものでした。
と言うわけで納得の提案をいただき修理をお願いすることにしたのですが、腑に落ちない点が無いわけではありません。
製造問題でありながらその責任はどこへいったのかと言うことです。
しかしこれ以上安くはどこへ行っても無理であろうことから修理は頼み、出来上がってからその点については説明いただくと言うことになりました。
製造責任はそれはそれ、修理費はこちら持ち、となっても文句の無い値段設定となってしまい、ジョンロブ側の意見をただ黙って聞くだけになりそうです。
しかしそれはそれで顧客が納得の行く提案をした、と言う結果とも言い換えらるのかもしれません。
昔よりも向き合って対応してもらえただけでも大きな変化があったと言えます。
あとは綺麗な靴が戻ってくることを祈るばかり。