テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

私にクリスマス ベルスタッフ レザージャケット 〜BELSTAFF Weybridge Jacket〜

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ついに購入しましたベルスタッフのウェイブリッジジャケット。

ベルスタッフ ファンの私ですがその中で二番目に欲しかったのがこのジャケットです。

一番目レベルジャケットはすでに所有、数年チャンスを伺っていましたが遂に入手。

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https://www.belstaff.co.uk/home

 

 

 BELSTAFFとは

ロンドンに本社を構え英国の伝統に根ざしたラグジュアリーブランドが「BELSTAFF/ベルスタッフ」です。

1924年に英国で本格的なバイクウェアブランドとして創業し現在はイタリア資本となり伝統と最新を上手く組み合わせたラグジュアリーブランド(シリアスライダー向けラインも別に継続)となっています。

高い撥水性を維持しながら通気性のある ワックスコットンを世界で初めて使用したことでも知られています。

バイクで南米大陸を横断したチェゲバラや名優スティーブマックイーンのレース用として、現代ではダニエルクレイグやジェイソンステイサム、ブラッドピット、レオナルドディカプリオらが数々の名作ハリウッド映画での衣装やプライベートで愛用しておりました。

ハイブランドと並ぶ超強気の価格設定も特徴ですが他に並ぶものの無いレザージャケットの数々にはそれも止むを得ないといったところです。

Weybridge Jacket

ベルスタッフのアイコンでもあるワックスコットンジャケット、トライアルマスターの意匠と本格的なライダースジャケットのデザインを融合、さらにモダンにアレンジし盛りに盛ったジャケットです。

現在のベルスタッフらしい男臭さ、ラギッドでありながらスタイリッシュでラグジュアリーであることが見事に融合しています。

素材はベルスタッフの特徴でもあるムラ感とシボ感といった風合いのあるレザーが使われております。

ブラックもありましたがハードになりすぎる、広大で自然な大地が似合うこのジャケットはやはりダークブラウンが一押しです。

宣伝に乗せられているとも言えますが、デヴィッドベッカムがOUTLOWというフィルムまで作成しアンバサダーとなっていた時期に広告で着用していたモデルです。

カフェレーサーをイメージした一般的なシングルライダースジャケットとは違いチンストラップやジッパーのフラップ、肩や肘のボーダーキルティングパッド、4ポケット、のため重厚な雰囲気があります。

クルーザーやクラシックなアドベンチャーなバイクにも合うジャケットです。

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ディテール紹介

フロント4ポケット

ベルスタッフらいしい4ポケットでナイロンやコットン、レザーと数多くのモデルに採用されているディテールです。

一見すると貼り付けポケットの様に見えますが実は裏側にパイピングを埋め込んで貼り付け風に見せています。

これぞラグジュアリーブランドと言えるデザインです。

ポケットのジッパーも大柄でベルスタッフ オリジナルのデザインが目をひきます。

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 キルティングパッド

肩や肘に入っているキルティングパッドは四角いパネル状のデザインで厚手、ステッチの間隔が広く独特の雰囲気があります。

クロスステッチの様なパンクロックっぽさはなく、キルティングの間隔が狭いスタイリッシュさもない、四角いパッドはパネル状でプロテクター感が強いです。

それでも全体はラグジュアリーな雰囲気にまとめている点はさすがベルスタッフです。

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背面デザイン

ライダースには通常あるウェストを絞るストラップがありません。

それがこのジャケットには合っています。

ショート丈のカフェレーサータイプのシングルライダースではないということなのです。

ベルスタッフの場合、背面の切り替えを見るとジャケットごとのシルエットの差がよく分かります。

こちらは背面に切り替えがなく脇を立体的に組み立てるために別生地として縫製していることがわかります。

切り替えしは脇から裾まで真っ直ぐ垂直です。

そのため着るとタイトなボックスシルエットになります。

襟と裾一周にもパッドが入っておりそれもシルエットに影響しているかもしれません。

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フロントジッパーデザイン

ジッパーはむき出しではなく太めのフラップで覆われています。

ネックもボタンではなくストラップ式でクッションパッドが入っています。

トライアルマスターの意匠でクラシカルです。

むき出しのジッパーとボタンで止めるだけのネックカラーよりも手間がかかっていて、量産品よりも丁寧に誂えた様な特別な重厚感があります。

その後、モデルチェンジして一般的なジッパーとボタンのデザインに変わりました。

肘のパッドもなくなり軽快なイメージになりましたが、それならばフロントポケットのデザインが過剰すぎる様にも感じますので、本品こそがベストバランスと思います。

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まとめ

ウェイブリッジジャケットはディテール盛り盛りの重厚なジャケットです。

肩パッドのおかげで肩はしっかり厚みがあり、身幅は細身で肩から裾までストンと真っ直ぐに落ちるシルエット、丈はパンツのベルトループくらいで着やすい長さです。

パンクロックの様なキメキメにならないので合わせる服のバリエーションは広いと思います。

それでも押しの強いディテールで自然に着こなすのは着る側も試されている様な気分になります。