テロワールを求めて

趣味(靴、旅、道具、バイク等)を通して自問自答し理想の自分を導き出すまでの道すがら。

なぜパラブーツを選んだのか? なぜミカエルを選んだのか?

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先日パラブーツのレースアップブーツを買ってからというもの作りの良さに短靴も気になってきてしまいました。

なぜ今までは興味を示さなかったのか。

それは数年前まではパラブーツと言えばシャンボードだったからです。

近頃、雑誌やメディアでパラブーツのウィリアムをたくさんの業界人がプライベートで使用していること、ジョンロブ コテージラインのウィリアムはパラブーツが作っていたこと、等を宣伝することで一気にメジャーになってきた感がありますが私がパラブーツを知った時はまだまだシャンボードでした。

チープウェストンと言う人もいる通りJ.M.ウェストンのゴルフに比べると低品質(機能性ではなく質と言う意味)、当然ジョンロブよりも低品質で興味もありませんでした。

ミカエルは、と言うよりチロリアンシューズはフリースベストを着る様なアウトドアファッションかDCファッション時代の人間くらいしか似合わないのでは無いかと選択肢にも入りませんでした。

そう言えば何年か前にチロリアンシューズを探していました時期もありました。

本物が欲しいと思い登山靴メーカーのスポルティバとスカルパで迷っていましたがとてもダサい。

外しのダサさのつもりで検討していましたが結局買わずじまいでした。

 

時は経ち、今欲する靴の条件にはパラブーツは合致しているのかと検討し始めたところ、たまたまパラブーツのショップを見かけたのでミカエルを試着したのでした。

 

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カントリーライクでありつつ屈強な靴を所望

私は飛行機で使える、かつその後の街歩きでも快適に使える靴を探していました。

  1. 飛行機ではできる限りリラックスできる様にシューレースで締め付けすぎないもの、履き心地が優しいこと。
  2.  観光では毎日10-15キロ、欧州では階段や石畳を歩きますので独特の突き上げに対処できるソール性能があること。
  3.  便利でどこでも近代的な日本から歴史のある欧州に行くので靴も伝統あるフルレザーであること。
  4. ウールにもコットンにもナイロンにも合わせられること。

これらを満たす靴といえばビルケンシュトック、そう思いサンダルでも十数年使用してきた実績からも自信を持って短靴も選びました。

ちょうどその前にキルト付きシングルモンクのビルケンを買ってスタイリングと履き心地に2足目を買おうかと盲目的になっていたためでもあります。

結果、失敗でした。

ビルケンの靴はあの独特の形状やシンプルな作りのため期待通りのフィット感が得られません。そしてソールも長距離を歩くことに向かないことを使用してから気づいたのでした。

長時間履くことには向いていても長距離を歩くことには向いていなかったのです。

 なぜパラブーツ

次にいつも使っているジョンロブの中にコテージラインというパラブーツ製の靴があったことを思い出しました。

ビジネスではなく普段使いのスニーカー替わりにと選んだコテージライン達でしたが、傷つく可能性が高い海外旅行にジョンロブを持ってく気にはどうしてもなれませんでした。

そこで上記理由を満たせそうで適度なカジュアル感とドレス感のバランスがパラブーツなのではと思い始めたのです。

なぜミカエルか

そこで試着したパラブーツのミカエルですが、うちわの様な平たいアッパーと足首だけレースで締める構造なのになぜか期待以上のフィット感でした。

甲自体が思ったよりも低いこと、エプロンとサイドを結合するために被せて縫ってあるレザーや蛇腹に折り返されたタンが重なった部分の剛性がちょうど足の甲全体をしっかり押さえているのではと思います。

また履き口のタンが一枚革でポリ袋の様にガバッと開く構造は脱ぎ履きのしやすさや紐のフィット感の調整にも優れています。

ブーツを所有しているのでソールの独特の履き心地については体験しておりこれなら欧州の石畳でも問題なかろうと思っていましたのでこれで決まりです。

購入理由から考えて成功なのか失敗なのかはまだわかりませんが、スーツやブレザースタイルにも合わせられるし普段使いにも使えるので長く飽きずに使えるのではと思います。

 その後

買ったばかりのレースアップブーツは手放しそうです。

なぜなら革質のムラが大きすぎる、履き口が細すぎる、と言うストレスが気になってきたからです。

ジョンロブでもモールトンと言う全く同じスタイルのストレートチップ レースアップブーツを持っているため余計に気になるのかもしれません。

強いアッパーに高機能なソールで機能性は申し分ありませんが、冬の雨雪用と言う購入理由を体感する前に手放すことになりそうです。

ミカエルもあるしジョンロブ コテージラインもある。トリッカーズのサイドゴアもある。機能的にはやや劣りますが、最悪の天候時でもこれらでしのげるのではないかと言う思いもあります。

検討中です。

私の購入したものは2017限定モデル ミカエルBBRですが感想は次回。

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