革靴のクリームカラーにこだわるべきか
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私が愛用しているクリームはサフィールノワール クレム1925です。
最近気づいたのですが、パリジャンブラウン、タバコブラウン、と言う新色が発売されていました。
日本人は新品の状態を保ちたいと言う意識が高いと言います。
だから国産クリームは大量の色が用意されています。
昔は日本からの要望に耳を貸さなかったサフィールが日本の要望に耳を貸す様になってきた結果、新色が出たのではと想像します。
世界的に靴業界が厳しい中、日本のマーケティング能力や業界の盛り上がりによる影響力を無視できなくなってきたのかもしれません。
個人的には良い靴ほど雨や油分で靴の色はどんどん変化していきますのでクリームの細かい色にこだわる必要はないと思っています。
試しに履き馴染んだライトブラウンの靴にバーガンディのクリームを使って変化を見てみました。
コロニル 1909 シュプリーム によるメンテナンス
数年間使い込んだジョンロブ、ライトブラウンのバッファローです。
クリームを全て落とし水洗いをした後に無色のコロニル シュプリームを塗っただけです。
シュプリームだけで美しい光沢と透明感、色ムラも色気があり変なクリームを使うくらいならこれだけで十分な様に感じます。
実際にヘビーなワークブーツに対しても10年間シュプリームをメインに手入れを行なっていましたが透明感ある色抜けと光沢、もちもちとして油分の補給も十分でした。
性能面でも十分に信頼できるのがシュプリームです。
ただし色抜けや靴の保護も考えた場合はクレムやワックスも必要かと思います。
サフィールノワール クレム バーガンディ によるメンテナンス
本来はライトブラウンを使うべきですがあえて最も遠いバーガンディのクリームを使ってみます。
向かって右側がバーガンディのクリームで磨いたところです。
全体的に少し色が濃くなりました。
シワの色が濃くなって何度も使っていると汚らしく見える様になってしまうかもしれません。
濃色クリームでメンテナンスした結果
ライトブラウンにバーガンディのクリームと言う全く違う色を使ってもそこまで色の変化はありません。
全体的に色味が暗くなり色ムラが目立たなくなりました。
太陽光を浴びると僅かにバーガンディの色味のある光沢の膜に包まれている様な雰囲気です。
シボが濃く立体的に見えることを期待しましたがシボの色味は変化しませんでした。
シワやシミが少し濃くなって目立つ印象です。
何度も濃い色のクリームを使っていると汚らしく見えてくるかもしれません。
逆に靴に対して薄すぎる色を使うと白っぽくぼやけた光沢、物凄く悪く言うと埃をかぶった様な印象になってしまいます。
個人的にはライトブラウン系、ミディアムブラウン系、ダークブラウン系から一色ずつあれば良いだろうと思います。
と言いつつこの微妙な色の差にこだわりたい場合もあるのが難しいところです。
サフィールはエルメス、ジョンロブと密接な関係にあると思います がタバコブラウンもパリジャンブラウンもジョンロブのシューズカラーにあります。
となるとこの色の靴に使ってみたらどうなるのか興味はあります。
わざわざ作ったのだからもしかしたら素晴らしい結果になるのかもしれません。
その他革靴のメンテナンス用クリーム
無色のクリームで手軽で万能なのはコロニルシュプリーム、
どこにでも使える汎用性と安心ならサフィールノワール スペシャルナッパ、
バッグ・ベルト・財布等レザーアイテムを多数持っており一つで済ませたいならサフィールノワール レザーバームローション、
使いどころを選ぶが合えば高価絶大なのがサフィールノワール ミンクオイルとコロニル アクティブレザーワックス、
ざっくりとこのような感想を持ちました。