KTM パワーパーツ エルゴシートのインプレ 感想 〜 KTM 390 Adventure カスタム 〜
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ハイテク株のコロナバブルが弾けたタイミングで同じバイク一台分ほど株で損をしてしまったのでカスタムパーツが安く感じます。まだまだ傷は深くなりそうで憂鬱です。
購入時の目標通り、東京から四国までのツーリングのために必要なパーツを見極めながらKTM 390 Advを少しずつカスタムしていきたいと思います。
KTMに乗る以前は、バイクのカスタムが趣味で、お金も使い時間も使い、それで手を入れたい部分が無くなっても結局根本的には変わっておらず進化したわけじゃないという当たり前の虚しさを感じる様になっていました。
改造で良さは伸ばせても弱点は多少増しになったところで結局弱点のままだったのです。
それがKTMの乗ってからはノーマルでも十分、カスタムは足りない部分を補うだけとなったので心が軽くなりました。
一番最初はどこに手を入れるべきかあれこれ考えた結果、シートの交換となりました。
KTM パワーパーツ エルゴシート
元のシートはツーリングですぐにお尻が痛くなってしまいました。
シートの縁は足つきを良くするためにクッションが薄くなっていますがこの部分のせいで200キロ程度走行しただけでお尻が痛くなってしまいます。
シート幅が広すぎて足が少し開き気味になりシートの角がお尻と足の付け根あたりになり痛くなってくるのです。
停車時もシート幅が広くて足をまっすぐ下ろせないため数値以上に足付きが悪く感じます。
画像で見るとシートの座面は座り心地が良さそうに見えますがステップの角度が前下がりに傾いているため、一番広い部分よりも着座位置が前になっている様です。
そこで全体的にシート高が高くなりクッション性の良い素材が使われているエルゴシートに付け替えることにしました。
KTMには専用のカスタムパーツがあり、クッション性を高めたシートが準備されています。
前後一体型でシート高が18mm高くなるものと前後別体型で5mmシート高が高くなるものが用意されています。
エルゴシート、別体型と一体型の違い
一体型の方がシート高が高くなります。ほんのわずかですが乗って見ると結構違います。
勝手な想像ですが、別体型の方がシートの形状が椅子の様に腰が収まる様な形をしているため適切な位置に座れる人にとってはフィット感が良いのではと思います。パッセンジャーが独立しているためお互いの動きに影響されにくい利点もあります。
前後別売りなのでライダー側だけなら一体型よりも安く購入可能です。
私にはそもそも座面が大きすぎるのでこの点でメリットは無くシート高が上がるメリットも想像できたので一体型にしました。
エルゴシートとノーマルシートの比較
全体的にシート高が上がって乗りやすくなりました。
シートは台形なのでシート高が上がった分だけ細くなっています。
純正シートの方が前方のエッジのくびれが大きく見えます。
この部分のシートのエッジが削られていても、そもそもシートベースの幅が私には広すぎるので足つきは良くなく、クッションが薄くなった分だけエッジのシートベース自体の硬さを直接感じていたのです。
前回のツーリングでは自転車用のクッション入りインナーを履いていたのですがそれでも200キロでお尻が痛くなってきたのはこのエッジ付近の削られている部位のせいだと思います。
またエッジが少なくシート全体の形状が滑らかになったせいか着座位置も動かしやすくなりました。
走っていて前後の微調整がスムーズにできます。
横から見ると、エルゴシートはエッジが削られておらずシートが厚くなっていることも良くわかります。特に前方の厚みに目が行きます。
エルゴシートのメリット
短時間乗った感覚として乗り心地は良くなりました。もともとエンジンの振動は少ないのですが微振動が減った様な印象があります。
これがツーリングでどこまで変わるのかワクワクします。
またノーマルではシートとステップの位置が近く足の曲がりが窮屈に感じていたのですが、シート高が上がって足が楽になりました。そのおかげで足が閉じてバイク本体に密着しやすくなりコントロールがしやすくなりました。
倒し込みがとても軽く感じます。
こうなると幅があって足が置きやすいラリーステップも欲しくなるのですが、前バイク買い換えの際に売ってしまったパーツなので買い直すのも損した気分になるのでしばらく検討です。
視線も高くなりハンドルと体が近いのに低く感じます。少し近くなりすぎて窮屈さも感じるのでハンドル位置は調整が必要です。
スクリーンの風防効果は、今まで首あたりまで風を遮っていたのが胸あたりになってしまいましたので、今まで以上にロングスクリーンが欲しくなります。
390Advはインド生産のせいか発売された直後だからなのかパワーパーツ以外のカスタムパーツがほぼありません。
パワーパーツでもそこまでの量ではなく、サイレンサー、シート、スクリーン、アンダーガード、エンジンガード、もしかしたらラリーステップ、全て合わせても大した金額にはなりません。
株でもう一負けしたつもりで全て追加してしまってもという衝動にかられます。